柄作りの作業風景　辰巳木柄

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田中義一	土井敬次郎	小田幸徳	富樫憲治
土佐廣次	土井逸夫	辰巳木柄

柄作りの作業風景　辰巳木柄
青木刃物製作所・堺孝行銘の他、有名メーカーの木柄を製造されています。堺の木柄屋さんは60軒ほどあったそうですが、今では両手で足りるくらいだそうです。
	木柄と言えば一般的に水に強く手触りの良い朴（ほう）の木が多数です。今では他に黒檀（黒檀）・櫟（イチイ）などが使われています。朴の木は飛騨高山より小さく割った朴の木片を直接仕入れています。　昔は材木のまま仕入れて鋸で切り分けていたそうです。
	円盤鉋でそれぞれの包丁に応じた柄の大きさに削り出していきます。写真は八角柄を切り出しているところです。ちなみに六角半丸柄は八角にした後に半分部分を丸く加工するので手間がかかります。
	柄の口金部分は水牛が色目もよく硬いので一番良いとされています。水牛角部分の加工・取付は別の協力会社に行ってもらっています。水牛角は硬いため加工時に熱で柔らかくしなければなりません。それでも加工時に割ってしまうこともよくあります。このように手間がかかり歩留まりもあまりよくないため水牛柄は高いのです。水牛の角は円錐形をしているので、根元部分は大出刃用、先端は柳刃の小さいサイズ用に使い分け、できるだけ無駄が無いように使っています。ちなみに水牛角の色は黒いものが一番耐久性があります。
	写真は黒檀柄銀巻柄の仕上げ加工をしているところです。黒檀は硬いため加工に手間がかかります。　堺製朴水牛口柄の良さは、すべて手づくりであるため手に「しっくりくる」とともに天然の味わい・自然の温かみが感じられる点です。ちなみに朴の木の柄を選ぶ際は青みがかったものが芯材になり、白いものより強くしかも柔らかいので長持ちします。

サイトウ刃物店

青木刃物製作所「堺孝行」　水野鍛錬所「源昭忠」
唐津厚広（当店銘）
正本総本店　東京有次　杉本　ミソノ　取扱い

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〒847-0861
佐賀県唐津市二タ子1-15-3

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柄作りの作業風景　辰巳木柄
青木刃物製作所・堺孝行銘の他、有名メーカーの木柄を製造されています。堺の木柄屋さんは60軒ほどあったそうですが、今では両手で足りるくらいだそうです。
	木柄と言えば一般的に水に強く手触りの良い朴（ほう）の木が多数です。今では他に黒檀（黒檀）・櫟（イチイ）などが使われています。朴の木は飛騨高山より小さく割った朴の木片を直接仕入れています。　昔は材木のまま仕入れて鋸で切り分けていたそうです。
	円盤鉋でそれぞれの包丁に応じた柄の大きさに削り出していきます。写真は八角柄を切り出しているところです。ちなみに六角半丸柄は八角にした後に半分部分を丸く加工するので手間がかかります。
	柄の口金部分は水牛が色目もよく硬いので一番良いとされています。水牛角部分の加工・取付は別の協力会社に行ってもらっています。水牛角は硬いため加工時に熱で柔らかくしなければなりません。それでも加工時に割ってしまうこともよくあります。このように手間がかかり歩留まりもあまりよくないため水牛柄は高いのです。水牛の角は円錐形をしているので、根元部分は大出刃用、先端は柳刃の小さいサイズ用に使い分け、できるだけ無駄が無いように使っています。ちなみに水牛角の色は黒いものが一番耐久性があります。
	写真は黒檀柄銀巻柄の仕上げ加工をしているところです。黒檀は硬いため加工に手間がかかります。　堺製朴水牛口柄の良さは、すべて手づくりであるため手に「しっくりくる」とともに天然の味わい・自然の温かみが感じられる点です。ちなみに朴の木の柄を選ぶ際は青みがかったものが芯材になり、白いものより強くしかも柔らかいので長持ちします。